2011年6月30日木曜日

修了後作者紹介/第七回「やさしいマーチ」植草航

GEIDAI ANIMATION 02 SOURCE in EUROSPACE
今日は修了生、植草航さんの紹介です。


>卒業後の現在、何をしていますか? 
会社員をしています。
自主制作も少ししてます。


>大学院をなぜ入ろうと思いましたか?
>そして卒業までを振り返り改めて大学院生活はどのような物でしたか? 
学部の卒業制作と同じ方向性でもう少し踏み込んだ作品をもう一作品制作したいと思い
学生時代に悔いを残さないようにと大学院に入学を決めました。

大学院での思い出や印象は『制作』の一言でした。
空気感を薄らと思い出します。


>本作品は自分にとってどのような作品でしょうか。
また、この作品を今後どのような形で発表していきたいですか? 
前文でも述べましたが、これまでの学生生活を象徴するような作品だと思います。
発表に関しては、何度も見たくなる作品を制作したかったので、できればそういった発表を今後していきたいと感じています。


>今後の抱負をお願いします。
図々しいと思うのですが、今の自分らしくいれたら思います。 

修了後作者紹介/第六回「少女のいと 魔法のいと」渋田直彰

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今日は修了生、渋田直彰さんの紹介です。

>卒業後の現在、何をしていますか? 
卒業制作は立体のアニメーションを作りましたが、現在は平面アニメを修行中です。あまのじゃく体質のせいか、立体アニメを作っていると平面アニメをしたく なり、今はまた少し立体のほうにも意識が向いています。しかし、技術の進歩か、学校の機材ではなく、以前使っていた自分の道具では間に合わない所があるの で、個人で立体アニメーションを作るのは大変だなと思っています。

>大学院をなぜ入ろうと思いましたか?
>そして卒業までを振り返り改めて大学院生活はどのような物でしたか? 
ひたすら自分の作品のことばかり考えて入りましたが、他の作者を間近で見て少し視野が広がったのではないかと思っています。後は何かしらアカデミックパックを買ってりゃよかったかなというのと、もっと学校機材を使い倒しておけばよかったと思っています。



>本作品は自分にとってどのような作品でしょうか。
また、この作品を今後どのような形で発表していきたいですか?
自分の代表作となりました。
やはり学校で作るということで、気負いや、義務感や責任などを考えて堅くなることがあったので今後作品を作るとしたら、軽いものを気楽に作りたいです。発表はインターネットを使ったものになるのではないかと思います。


>今後の抱負をお願いします。
卒業制作をつくって痛感したのは基礎の力不足です。作品を作っていたら後から付いてくるものもあるでしょうが、個人で作る際、苦手なものは避けて考えてし まいます。またそれでも作れるのがアニメーションの面白さですが、なんとかその穴を埋めつつ今後もなにか作っていけたらいいなと思います。

修了後作者紹介/第五回「さまよう心臓」秦俊子

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今日は修了生、秦俊子さんの紹介です。

>卒業後の現在、何をしていますか? 
現在はイラストレーターをしています。



>大学院をなぜ入ろうと思いましたか?
>そして卒業までを振り返り改めて大学院生活はどのような物でしたか? 
私は大学院に入るまで独学でアニメーションを制作していたのですが、大学院を受験したのは、アニメーションを本格的に勉強したいと考えたからです。
また、大学院生活は、自分の作品制作に全身全霊をかけて打ち込むことのできる非常に贅沢な時間でした。



>本作品は自分にとってどのような作品でしょうか。
>また、この作品を今後どのような形で発表していきたいですか?
本作品には私の魂が込められています。人形アニメーションでホラーは作れるのかというところに挑戦したのですが、私は本作品「さまよう心臓」をより多くの人に見ていただきたいです。そして、ホラーの魅力や楽しさをより多くの人に伝えたいです。


>今後の抱負をお願いします。
私はこれからもアニメーション、映画を制作し続けていきます。
そして、より多くの方に映像を見ることの楽しさや興奮を味わっていただきたいと考えています。

2011年6月29日水曜日

修了後作者紹介/第四回「標本の塔」牧野敦

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今日は修了生、牧野敦さんの紹介です。


>卒業後の現在、何をしていますか? 
映像関係の仕事をしています。


>大学院をなぜ入ろうと思いましたか?
>そして卒業までを振り返り改めて大学院生活はどのような物でしたか? 
チェコの映画祭で観た山村先生の「カフカ 田舎医者」に衝撃を受けたのと、帰国して何をしようも何も無かったのでまずは関東に出ようと決心したからです。
大学院生活は今までで一番忙しかった2年だったと思います。特に2年目が。




>本作品は自分にとってどのような作品でしょうか。 
「穴」も「標本の塔」も、僕が日常の生活から感じた疑問から制作されています。制作しながらその答えを探って行くのですが、作品が完成した後もその疑問を考えることがあり、作品とは違った考えが出てきます。そうなると自分の作品を観るのに少なからず抵抗が
生まれます。今はその段階です。


>今後の抱負をお願いします。
個人制作では手描きを、仕事ではそれ以外の手法で楽しいものをこれからも制作していきたいと思います。


修了後作者紹介/第三回「約束」河野亜季

GEIDAI ANIMATION 02 SOURCE in EUROSPACE
今日は修了生、河野亜季さんの紹介です。



>卒業後の現在、何をしていますか? 
制作と並行しながらwebショップの運営ディレクションをしています


>大学院をなぜ入ろうと思いましたか?
>そして卒業までを振り返り改めて大学院生活はどのような物でしたか? 
パペットアニメーションの制作は一人で制作を続けていると技術の面でも限界があったからです。
基本的に撮影スタジオでの生活でした。苦しくもありましたが仲間がいたので楽しかったです。
学校に戻ると航くんがモニタを見ながらいつも「ぷぷ」と小さく笑っていました。
制作に没頭でき自分と向き合う事ができたとってもとっても貴重な時間でした。



>本作品は自分にとってどのような作品でしょうか。
>また、この作品を今後どのような形で発表していきたいですか?

"約束"は語り手が一つの物語を語りながら流れていきます。私はシナリオ制作に多くの時間を割きました。
作品完成から時間がたって改めてみてみるとこの物語は私の25年の経験からうまれたもので、私の頭の中だとおもいます。
また、音楽制作にも時間をかけ、音のメンバーの協力なしではできなかった作品だとおもいます。


>今後の抱負をお願いします。
一つ作品をつくったので、そろそろ遊びも仕事も情熱と実行する力を忘れずがむしゃらにやってみて何かに突き当たってみようとおもいます。
そうしてゆっくりとアイデアを吸収していこうとおもいます。
あと、今年度中に伊藤ゼミ展をします!

イベント情報2

昨日に続きまして、イベント情報をお知らせいたします!

7月2日(土)上映前 トークイベント
ゲスト:和田淳さん(アニメーション作家)、真利子哲也さん(映画監督)

今回のレイトショー公開は「GEIDAI FILM♯5 / GEIDAI ANIMATION 02 SOURCE」と銘打った、
東京藝術大学大学院映像研究科の映画専攻とアニメーション専攻の合同イベントとなっております。(7月2日〜7月6日までがアニメーション専攻、翌7日〜15日までが映画専攻の上映となります。)

そこで!初日である2日に両専攻ご出身の監督によるトークイベントを開催させて頂きます。

ゲストに『わからないブタ』(10)がアヌシー、広島をはじめとした世界四大アニメーション映画祭にノミネート、新作『春のしくみ』(10)がベネチア映画祭オリゾンティ部門で上映され、
アナーバー映画祭ではFunniest filmを受賞されたアニメーション作家の和田淳さんと、
全国公開され話題となった長編『イエローキッド』で高崎映画祭にて若手監督グランプリや日本映画プロフェッショナル大賞を受賞、最新作『NINIFUNI』を含むオムニバスmovie PAO』が絶賛公開中(テアトル新宿にて〜7/1まで)の映画監督、真利子哲也さんをお迎えいたします。

合同イベントだからこそ実現した貴重なトークイベントとなっております。

皆さま、お誘い合わせの上是非ご来場ください。





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GEIDAI ANIMATION 02 SOURCE in EUROSPACE

東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻 第二期生修了制作展

会期:2011年7月2日(土)~2011年7月6日(水)連日21:00よりレイトショー

会場:ユーロスペース 東京都渋谷区円山町1‐5(渋谷・文化村前交差点左折)

チケット:【一回券】当日900円/前売800円【四回券】3000円

※チケットは「GEIDAI FILM #5」と共通でご使用になれます。

トークイベント
7月2日(土)上映前 
ゲスト:和田淳さん(アニメーション作家)、真利子哲也さん(映画監督)
7月3日(日)上映後 トークイベント
ゲスト:土居伸彰さん(アニメーション評論・研究)
第二期生修了制作展公式ウェブ:http://animation.geidai.ac.jp/02source/
twitter:@geidai_02source 7月7日(木)〜15日(金)

GEIDAI FILM #5 映画専攻第五期生修了作品展
http://www.fnm.geidai.ac.jp/film5/

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2011年6月28日火曜日

修了後作者紹介/第二回「Scripta volant」折笠良



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今日は修了生、折笠良さんの紹介です。


>卒業後の現在、何をしていますか? 
大学の助手をしています。 
次の機会を伺っています。


>大学院をなぜ入ろうと思いましたか?
>そして卒業までを振り返り改めて大学院生活はどのような物でしたか? 
大学院の授業に来て下さった明和電機さんに、ちょうど後者と同じ質問を 
した人がいました。明和電機さんは違いを確認する期間だったと仰っていた 
のをよく覚えています。 
僕も幾つかの点については当初は違和感だったものを、違いといえる 
所まで引き上げる事が出来たと思います。 



>本作品は自分にとってどのような作品でしょうか。
>また、この作品を今後どのような形で発表していきたいですか?
 とりあえずの根拠です。
 作品は出来れば、はっとする言葉と出会えるような場で発表をしたいです。


>今後の抱負をお願いします。
頑張ります。

イベント情報1

二期修了生の折笠です。
今週末に迫りました「GEIDAI ANIMATION 02 SOURCE in EUROSPACE」ですが、イベント情報をお知らせいたします。


7月3日(日)上映後 トークイベント
ゲスト:土居伸彰さん(アニメーション評論・研究)


土居伸彰さんプロフィール
1981年生。早稲田大学演劇映像学連携研究拠点研究助手、アニメーション研究・評論。Animations Creators & Critics運営・編集委員、自主レーベルCALF運営人。共著に加藤幹郎編著『アニメーションの映画学』(臨川書店、2009年)、論文に「この世界をアニメートする――ユーリ・ノルシュテイン『話の話』論」(『アニメーション研究』第9巻第1号、2008年)、訳書にクリス・ロビンソン『ライアン・ラーキン やせっぽちのバラード』(太郎次郎社エディタ      ス、2009年)などがある。

 

世界の映画祭を飛び回り、沢山のアニメーションをご覧になっている土居さんの目に二期生修了作品はどう映ったのでしょう。


皆さまお誘い合わせの是非ご来場ください。






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GEIDAI ANIMATION 02 SOURCE in EUROSPACE
東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻 第二期生修了制作展
会期:2011年7月2日(土)~2011年7月6日(水)連日21:00よりレイトショー
会場:ユーロスペース 東京都渋谷区円山町1‐5(渋谷・文化村前交差点左折)
チケット:【一回券】当日900円/前売800円【四回券】3000円
※チケットは「GEIDAI FILM #5」と共通でご使用になれます。

7月3日(日)上映後 トークイベント
ゲスト:土居伸彰さん(アニメーション評論・研究)

第二期生修了制作展公式ウェブ:http://animation.geidai.ac.jp/02source/
twitter:@geidai_02source

7月7日(木)〜15日(金)
GEIDAI FILM #5 映画専攻第五期生修了作品展
http://www.fnm.geidai.ac.jp/film5/

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2011年6月27日月曜日

修了後作者紹介/第一回「魔術師と雪の花」吉田健

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今日は修了生、吉田健さんの紹介です。


>卒業後の現在、何をしていますか?
在学時にCG会社を起業してしまったので、卒業後は、CGの制作と経営をやってます。



>大学院をなぜ入ろうと思いましたか?
>そして卒業までを振り返り改めて大学院生活はどのような物でしたか?
作品をひとつ作るため。CGの研究をしたかったから。
大学院生活は、仕事と学業の両立が大変でした。もうやれません。できません。しないです(笑)
ここでひとつ作れたことによって、自分のこれから何をすべきかが、より見えてきた気がします。


>本作品は自分にとってどのような作品でしょうか。
>また、この作品を今後どのような形で発表していきたいですか?
オリジナルを一本きちんとお話として完成できたという意味で、処女作です。
作品を発表するときは、会社の作品として出すと思います。自分は作家として作品を出すという形ではないかと。
CG屋として、なにか出せればと思ってます。


>今後の抱負をお願いします。
CGプロダクションとして、ピコナ(自分の会社の名です)のブランドを確立していきたい。
日本だけでなく、アジアの中で、新しい流れを作っていきたい。

GEIDAI ANIMATION 02 SOURCE in EUROSPACE

GEIDAI ANIMATION 02 SOURCE in EUROSPACE
東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻 第二期生修了制作展

会期:2011年7月2日(土)~2011年7月6日(水)連日21:00よりレイトショー
会場:ユーロスペース 東京都渋谷区円山町1‐5(渋谷・文化村前交差点左折)
チケット:【一回券】当日900円/前売800円【4回券】3000円
※チケットは「GEIDAI FILM #5」と共通でご使用になれます。


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上映プログラム
■第二期生修了作品集(10作品/95分)
「やさしいマーチ」植草航
「アイデアが捕まらない。」奥田昌輝
「Scripta Volant」折笠良
「約束」河野亜季
「creator」河野宏樹
「ユッグの鳥」齋藤まりこ
「少女のいと 魔法のいと」渋田直彰
「さまよう心臓」秦俊子
「標本の塔」牧野惇
「魔術師と雪の花」吉田健

トークイベントも開催予定です!詳細は追ってブログにて掲載いたします。