2011年4月29日金曜日

作者紹介「2010年度一年次作品」プログラム(修士一年)ALIMO

作者紹介、今日は「2010年度一年次作品」プログラム(修士一年)ALIMOさんです。


自己紹介をどうぞ
ALIMOという名前で何年か作家をやっています。(プリート・パルン氏にはANIMOの方がいいよと言われました。)立ち位置としては現代美術という怪しいものですが、今のところ10年くらい人生かけてやっています。いつが潮時なのかまったく掴めていません。

 なぜアニメーションをつくっているのですか?
いつだったのか、何がきっかけだったのか、ちゃんと覚えていますが、アニメーション作ろうとした、あの時の自分にこう言いたい。
「そんなものに手を出すな!大変なことになるぞー!」

なぜ芸大の院に入ろうと思ったのですか?
ここの環境は今の自分にはベストだったし、何より教授陣が第一線のなか現在進行形でバリバリ活動している。こういう教育機関は実際のところほとんどないので。

実際、芸大に入ってどうでしたか?印象に残っている事などあれば教えてください。
僕は仕事をしながら通っていたので、それがもうしんどかった。片道3時間の通学が辛かった。

作品を見る人に何を求めますか?
作品を見るためには、予定であったり、時間であったり、移動もするし、時にはお金も支払う。そこまでしてもらって作品は成り立つので、これ以上何も求めてはいけないと思う。感謝するのみです。

在学中、アニメション以外で熱心に取り組んだことはありますか?
仕事も大学院も全てがアニメーションのことばかりでした。出品している作品の資料を撮るために、西表島と石垣島、竹富島に行っていたんです。片っ端から砂浜をレンタルバイクでとことん周りました。それもアニメーションのためです。

在学中、出来なかったことはありますか?
この一年間、自分は精一杯やっているつもりだったけれど、今になるともっと制作できたと思う。少し根性が足りなかったかもしれない。
他は、観覧車に乗ってないし教授と飲み屋に行ってないことです。


今の自分にとって何か必要だと思うものはありますか?
捨てる力と忘れる力。

今の社会にとって何か必要だと思うものはありますか?
こそこそしないこと。褒め合う事。

今後はどんな活動をされますか?
制作が一段落したので、とりあえず今は絵を描きたくないですね。でもきっとすぐに描かずにはいられなくなる。描きたくなくても描くし、描けなくても描く。作家とはそういうことなんでしょう、きっと。


最近気になっているもの、ことは何ですか?
少女時代。南フランスに住んでみたい計画。

最後にメッセージをどうぞ
音楽を担当してくれた葛城梢さん、感謝しています。本当にありがとう!


ALIMOさんの作品『人の島』は「2010年度一年次作品」プログラムで上映いたします。どうぞよろしくお願いします。 

0 件のコメント:

コメントを投稿