2011年5月2日月曜日

作者紹介「2010年度一年次作品」プログラム(修士一年)白石慶子

作者紹介、今日は「2010年度一年次作品」プログラム(修士一年)白石慶子さんです。


•自己紹介をどうぞ
白石慶子
1985年東京生まれ。
多摩美術大学映像演劇学科卒業後、
CGアニメーターの仕事を経て、本専攻へ。
今回はアニメーション作品「いないいないばあば」を上映致します。



•なぜアニメーションをつくっているのですか?
時間芸術が好きだからです。
人間の記憶、
映像の記録に対し、
アニメーションは両時間を表現出来るのではないかと思っています。


 •なぜ芸大の院に入ろうと思ったのですか? 
ンディペンデントアニメーション制作の為です。
また、教育機関・国立といった根源的なものに興味がありました。


 •実際、芸大に入ってどうでしたか?
印象に残っている事などあれば教えてください。
インディペンデント、とは言え沢山の方々にお力添え頂き制作しています。
アドバイスを下さった教授陣や助手陣、
音を制作して下さった音楽環境創造科の方々。
皆様がいなければ今回の作品はなかったと思います。


 •作品を見る人に何を求めますか? 
作品を見るということは、
フレーム間、まばたき等も、見ていると思います。
受け手が作り出したアニメーションに何かを見出して頂けたら幸いです。


 •在学中、アニメ―ション以外で熱心に取り組んだことはありますか? 
出来るだけ国内を旅しました。
(広島平和記念式典、大久野島、奈良尼僧寺等)


 •在学中、出来なかったことはありますか? 
海外旅行が出来ませんでした。
(以前はインド、タイ、バリ等、毎年行っていました)


•今の自分にとって何か必要だと思うものはありますか?
自分の内を突き詰めた先に宇宙のようなものを探してきましたが、
外の世界に昇華した先に自分の細胞を見つけることもしたいです。
 
•今の社会にとって何か必要だと思うものはありますか? 
「いないいないばあ」は相手を直視する、という事でしたが、
最近は震災や情報の氾濫から時には目をつむる、ということも大切だと思っています。


 •今後はどんな活動をされますか? 
今年度も、
平日は大学院の生徒、
休日は美術予備校で講師をします。
作品と作家両方に興味があるので、
作ったものを残すことと、ものを作る人を残したいです。


•最近気になっているもの、ことは何ですか?
 次回のアニメーション修了作品の事です。
実写映像は現実を事実化するか、
アニメーションは現実を真実化するか等、
気になっている、というか、気が気ではありません…。

•最後にメッセージをどうぞ 
この度の震災で様々な事を考えましたが、
それでも表現者に出来ることは表に現す事だと思いました。
宜しければ制作展に是非お越し下さい。
また、何かありましたらこちらまでお願い致します。http://keikoshiraishi.com/



白石慶子さんの作品『いないいないばあば』は「2010年度一年次作品」プログラムで上映いたします。どうぞよろしくお願いします。

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